人や地域・新しい価値が重奏する場
既存社屋の老朽化に伴い、地域との繋がりを重視し、働き方を見直すための新社屋の建て替え計画。
私たちは、このプロジェクトをこれからのワークスペースのあり方の議論の契機と捉え、以下のことを主軸に働くひとりひとりのアクティビティ(活動)と場所性を読み解き、地域と共に成長する社屋を提案した。
1.多様で変化のある空間を作り込み、アクティビティのきっかけを作る。
2.前面道路に対し、建物を近接配置し、企業の顔を創出する。
3.場所の持つ記憶を受け継ぎ、社会と接点を持つオフィスをつくる。
4.内と外をつなぐルーフテラスと、内と内をつなぐ吹抜けにより、開かれた社内環境を作る。
役割を持った、ひとりひとりが奏でるアクティビティの共鳴は、イノベーションを生み出す良質なコミュニケーションの種となります。社員同士や訪れた来客が、多様なアクティビティの奏者となり、元気に働くための多様で変化のある空間づくりを徹底しています。
多様な居場所のバリエーションで、ワークスペースに変化のある空間を作り込む
現代のオフィスに求められるものの一つに「知的生産性の活性化」があります。これまでのオフィスは、効率のみが優先され、無機質で均質な空間を良しとし、多く生産されてきました。しかし、「議論」「刺激」「フィードバック」「クリエイト」といった職場におけるアクティビティのきっかけこそが、知的生産性の向上につながると考えます。様々なきっかけが潜む、多様な居場所、多様な居心地をワークスペースに作り込んでいます。
計画地:静岡県 |
構造・規模:鉄骨造・6階建て |
用途:本社ビル |
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備考: |
・プロポーザル応募案 |