昨年末から2物件の実施設計に取り組んでおりました。
並行してプロジェクトが進んでいくことは常ですが、実施設計が同時期に重なると、いつも以上に頭の整理と協力事務所とのやりとりの整理に気を使います。ある意味図面と向き合い、建築に没頭できるいい時間ではありますが。
各構造事務所とも入念な打ち合わせをし、納まりや仕様をひとつづつ確認し、意匠との整合性を取っていきます。構造形式もプロジェクトごとに異なるのでここでも思考のベクトルを切り替えてと。
実施設計の様は、なかなかお客様にお見せ出来ないですが、ここでの思案が、後の劇的な空間体験につなればと思いを込めながら地味な作業が続きます。