NAGOYA Archi Fes 中部卒業設計展2025 一日目審査員を務めさせて頂きました。

愛知県の建築系学生が主体となって運営される「中部卒業設計展2025」に、一日目の審査員としてお招きいただきました。
高い完成度の作品が並ぶ、熱量あふれる審査会場にて丸一日審査に携わらせていただき、中部圏の建築学生の層の厚さを改めて実感するとともに、私にとっても大変有意義な時間となりました。

受賞された皆さま、おめでとうございます。
また、エントリーされた学生の皆さま、そして緊張感を保ちながら滞りなく運営に尽力された実行委員会の皆さま、本当にお疲れさまでした。

一日目審査員の審査方式では、すべての作品のプレゼンテーションを拝聴することはできませんでしたが、自由巡回の中で気になる作品の出展者と直接やり取りを行いながら、審査員9名それぞれに与えられた個人賞(=ファイナリスト)を選定しました。
その後、ファイナリストには改めてプレゼンテーションの機会が与えられ、全審査員とのディスカッションを経てNAF賞が選定されました。

入賞作品はいずれも、現代社会が抱える課題、新たな建築の可能性、あるいは個人的な心情の深掘りなど、多様なテーマに満ちていました。建築という「ハード」だけでなく、活動や仕組みといった「ソフト」として表現されており、それぞれのテーマへの向き合い方や表現の緻密さに強く心を動かされました。

NAF賞を受賞した作品については、ファイナリストとしてのプレゼンテーションが初めての拝聴となりましたが、その構成は非常に秀逸でした。能登半島地震で被災した集落に対する丁寧な調査をもとに、地域住民に寄り添ったハードとソフトの提案が、シンプルでありながら強度のある案として見事にまとめられていたと感じます。

審査後の懇親会では、多くの学生の皆さんとお話しする機会にも恵まれました。貴重な時間をありがとうございました。