進行中の住宅の計画。
これまでの打合せでは、図面や模型を利用して空間の提案とイメージの共有を進めてきましたが、実際の計画敷地に重機が入るのはこれが初めて。これまでの打合せ以上に皆さんのワクワクが伝わってきます。
他の住宅と同様、今回も日建コンサルティングさんによるスクリューウェイト貫入試験による地盤調査を実施しました。
解体前の既存家屋が残るため、調査位置を事前に確認し、5箇所+αの試験を行いました。
関係者の熱い視線を浴びながら、慎重に調査開始。調査員の方曰く、このあたりは200万年前の砂礫大地が広がるエリア。調査開始後約1m程の深度で、「ジャリジャリジャリ」とスクリューが砂礫を貫入していく鈍い音とともに、貫入速度が急激に下がり1.5m地点で1本目の調査終了。
その後も調査を進め、安定した古い台地の上だと安堵していたかと思うと、4、5本目ではその砂礫層を貫通し、掘削深度10メートルまで到達。各所に確認し、更に補足用に2カ所の調査を実施し、計7箇所の調査が無事に完了しました。
後日届く調査結果を構造設計へ反映し、着工へと進めて参ります!
さまざまな価格が高騰するなかの工事見積となりますが、着工できるよう工夫と調整に知恵を絞りたいと思います。