内装・外装のコーディネート検討ボードを作成し現地にて最終チェック

来月建て方予定の住宅です。お施主様と工務店と現地にて打ち合わせをしてまいりました。今回の議題は、これまで検討してきた素材の最終確認です。外壁の仕上の種類や色、屋根の板金の色、室内の壁や床の素材など、一つずつサンプルを用意し、調色できるものは候補の色をいくつか作成し、ざっと一式並べてコーディネートしていきます。

景観アドバイザーを務めさせていただいておりますが、色の検討はなかなか難しく、非常に悩むところです。

白一色とっても、単に「白」ではなく、明度の違いにより無数に種類があることと、小さな面積に塗った場合と大きな面積に塗った場合では、同じ色でも異なって見える、色の面積効果なども考慮しなければなりません。

一押しは、今回外壁に使用する窯業系のスレート板です。

窯業系なので、いわゆる焼き物の外壁ですが、天然石に近い風合いを持っている素材です。こちらの色を基調に、建物はあくまでも生活の背景になるよう、素材や色味をお施主様と共に選ばせていただきました。

千種の住宅