豊かな風景に満ちる場

計画地:西日本  用途:保育所・児童センター  規模:木造・鉄骨造2階 2,181.80m2

老朽化した既存保育所を統合し、子育て支援施設としての児童センターと併設する総合児童センターのコンペ案。それぞれの地区の子どもや家族、地域住民のアイデンティティが、新しい総合児童センターに反映されることを大切に考えた。また、街に対して賑わいをつくりだすよう、地域住人が利用する児童センターを道路側に配置し、アクティビティが可視化され「人々の活動が風景となる建築」を提案。

憩いの場としてのエントランス広場と50メートルの庇を持つ地域に開かれた児童センター

多様な活動の場となる室内は、異なる大きさの「ニワ」により、いくつかの領域に分節される。「ニワ」とは、中庭に大スパンを可能にする構造・採光・換気・眺望の機能を付加したユニットコアで、屋外の部屋として子どもたちの遊び場となる。

また、人の集まる「ニワ」を構造の中心におき、地域住民のための大屋根空間を作り出す計画。「ニワ」を取り囲むようにY字型のフレームを配置し、木が枝を伸ばすように大きな空間を効率よく支持している。

保育室には大小さまざまな窓を、腰掛や机となるように年齢にあわせた高さで設置し、内外を通した遊びを誘発する窓際の賑わいをつくりだす。また、上段のハイサイドライトにより、居室の明るさを確保し、周辺への眺望を獲得する。

「ニワ」を介して奥まで見通すことができる多目的ルームや体育室。