菅生の水屋

建設ジャーナル2010.4月号

計画地:岐阜県  用途:住宅  規模:RC造+木造2階 112.34m2  施工:三栄建匠  写真:上田宏  備考:CAnでの担当物件

過去には近くを流れる長良川の水害のため、宅地開発が遅れていた地域だが、治水事業が整備され、住宅地として開発が進み始めた地域に建つ、夫婦と子供一人が住む住宅。

家族それぞれが異なる時間帯に生活するため、領域と距離感を選択できる空間が求められた。そこで、万一の水害に配慮した高基礎の懐を居室として、その部分が凸型に飛び出た断面形状の地形を持つ大きな空間と、目的に応じて空間を分割できるように離散配置した壁柱の架構を組み合わせた、約40畳のワンルーム空間を提案した。高基礎の下部には個室や水廻りを配置し、上階とは対比的な静かな室内環境を確保し、3人の領域と距離感が選択できる断面構成。

高基礎の懐を利用した1階個室と約40畳のワンルームのある2階